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星の砂【銀魂】

第11章 人の話は最後まで聞くべし【沖田視点】


誰よりも強くなりたいわけじゃない

増してや誰かを傷つけたいわけでもない

そう言ってその女は剣を握り、俺達の前に現れた


女だからと相手にされなくても

その弱い力でその女は何度も立ち上がった。



泣き虫のくせに、意地っ張りで…目を離すと何をするかわからねェ。

人一倍心配性で、そのくせ自分のことはいつも後回し。

"平気だ"と笑うその顔は、いつも精一杯で無理して笑って見えた


あんな面…もう二度と御免だ。


アイツが傍に居られねェなら、俺がアイツの分までこの女を護ってやる


…そう決めたんだ。



決めたはずなのに…
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