第20章 甘い物の食べ過ぎには気をつけろ
『えっ…ちょ、銀さ…!』
突然の事に頭が追いつかず あたふたする私を銀さんは面白そうに見下ろす
「あれ、お前ちょっと身長伸びたんじゃねーの?」
彼の言葉に反応して私は勢い良く顔を上げた
『え、本当!?』
「ほんとほんと、0.5ミリくらいな」
『0.5!?』
頭を撫でながら笑う銀さんを頬を膨らませ睨んでいると、ふと銀さんが目線をお店の中に向け言った
「お、気づいた」
『え?』
振り向くと、先程まで女の人と楽しそうに話していた沖田隊長が何故かこちらを向いていて、そんな彼とバッチリ目が合ってしまった
銀さんが私を離すと、沖田隊長は席を立ち女の人に何かを言うとそのままこちらに歩いて来た