第2章 昔話は簡潔に
現在私は副長室にてお説教を食らっている
と言っても朝食を食べていないので副長の話はほとんど耳に入ってこなかった
「オメーはほんと学習しねーな」
『すいませんっ!ほんっとすいません!!』
「お前はもう新人でもない、歴とした一番隊隊士なんだ…もう少し自覚をもて」
『う"…はい…』
「下着ももう少し色気のあるやつ着た方がいいんじゃねーですかィ?」
『煩いんですよ沖田隊長!!』
「あ?下着?」
『いや何でもないです!』
副長に軽く会釈をしてから沖田隊長と部屋を出た
「オイ、どこ行くんでィ」
『どこって…食堂ですよ。まだ朝食食べてないですし』
「何言ってんでィ、あと五分で巡回だぜィ。んな時間ねーに決まってんだろ」
『ぇ…えええええ!?』
「残念だったねィ」
ニヤッと黒い笑みを浮かべる彼の顔は実に憎たらしかった
「んじゃ行くかィ」
『えっ、ちょ!!』
沖田隊長に首根っこを掴まれズルズルと引きずられる
『いやぁあ私の朝ごはんんん!!!』