第2章 はぁー、高校生ねぇ…
教室に帰ってきた。
みんな少なからず緊張していたそうで、ホッとした顔をしている。緊張感のないあたしでもきっとそうだろう。
今日はとりあえずこれで終わりみたいだな…
あぁー、明日から学校かぁー。
高校生だってさ、おっきくなったもんだよねぇ、うん。
家にて。
母「あんたさぁ、もっといい顔しなさいよー。顔死んでたよ?そんな顔してたらねぇ、この夏惨めに1人でいなきゃいけないのよ!?ああぁ何て、悲しい子…。」
なにこれ。高校に入った瞬間にこのモード。
恋愛に興味ないって何回言えばわかるの…。
母「ちょっとぉー、かっこいい子いたじゃん!同じクラスに!!っはぁ~高校生いいわぁ~」
あぁ、恥ずかしい。