第10章 忍び寄る危険
美琴side
気持ち悪いメールがきて、怖くて優輝に連絡
をした。
本当は迷惑をかけたくなかったけど、
いい方法が浮かばなくて、甘えてしまった。
でも、優輝は本当に心配してくれた。
そして、駅まで真帆に送って貰うと、優輝が
車でもう来ていた。
「優輝、ごめんね m(__)m 」と言うと、
「そうじゃなくて?」と優輝が言った。
その言葉に「あ! ありがとう (*^^*) 」
と言うと、「良くできました」と笑顔で
言われて、頭を撫でられた。
それが恥ずかしくて、うつむいていると真帆
が、「うっとうしいから帰れ(笑)」と
冷やかされた。
しかし、さすが マイペースな優輝は、
気にもしないで、
「久しぶり! 」と言うくせに
「ここまで、美琴の付き添いをありがとう
m(__)m」
「無事に送り届けるし、絶対に犯人も見つけ
るから!!」
「しばらく、職場と行き帰りの途中まで
頼むな m(__)m 」とちゃんと私のことも真帆
のことも考えてくれる。
その言葉がとても嬉しくて、私は優輝の腕に
しがみついた。
しかし、その様子を見て真帆は、
「本当に姫を守るナイトね!」と笑った。
その言葉を聞いて、
「優輝、大学時代に私たちが4人のナイトと
超ど天然な姫って言われてたのは知って
た?」と訊くと、
「まさか、知らなかったのか?」
「多分、大学の中で知らないのお前だけ
じゃね?」と優輝に爆笑された。
そして、真帆もつられて爆笑していた(>_<")
しばらく、二人が笑ってやっと解散すること
になった。
二人で真帆に
「「じゃあね(な)!!」と言って、優輝が
助手席を開けてくれて、車に乗った。