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恋愛っていいことなの?

第15章 初恋の人はいい人?


優輝side

美琴を抱きしめて、頭を撫でてあげていると

寝息が聞こえてきた。

やっぱり色々あって疲れていたんだろう。

美琴が傷つく前に片付いてくれると、有難い

んだけどな。

そううまくいかないよなf(^_^)

と思っていると、俺のポケットに入れていた

携帯が鳴り始めて、美琴を起こさないように

起きあがった。

そして、携帯の画面を見ると要からの電話

で、不思議に思いながら出た。

優「なんだよ、お前が連絡してくるなんて」

要「涼介から文哉を通して、美琴の状況を

聞いて色々調べてみた」

「美琴の従兄弟はヤクザ系の所からお金を

借りてる」

「そいつらは従兄弟とグルになって、理事長

と美琴を消そうと、毒薬など色んな物を準備

してるからお前らだけだと危険だ」

優「お前はその情報をどうやって調べた?」

「相手のパソコンにハッキングしないと、

そんなの分からないだろ」

「お前は犯罪に手を染めたのか?」と

俺が冷静に怒っていると

要「俺も一応は警察関係者」

「部署が言えないって言ったら分かるだろ」

「俺の方で警護出来るように、手を回して

おくから必ず守れよ!」

「どうせ今もお前が一緒に居てやってるんだろ」

優「・・分かった、ありがとう」

要「また、動きがあったら教える」

「美琴に分からないように、GPSを付けて

置いてくれ」

「ないことを祈るけど、もしもの時の為に」

優「ああ、連絡くれてありがとう」

と言って、電話を切った。

要が公安だとは思わなかったから驚いた。

そして、公安だと正体を明かすくらいヤバい

事態だということに恐怖を感じた。

俺は直ぐに理事長さんと連絡を取って、理事

長さんに警告をして、朝一で会えるように

お願いをした。理事長は、

「美琴ちゃんは知ってしまったんだね」

「嬉しいようで、ちょっと寂しいな(笑)」

「私は大丈夫だから、美琴ちゃんのことを

必ず守れってくれ、お願いだ」とすがるよう

な声で頼んできたので、本当に美琴を大切に

思ってるということが伝わり、美琴を見ると

「優輝、頑張りすぎないでね」と言われ

「えっ」と思っていると、寝息をたてていた

ので、寝言らしい。

そんな美琴が可愛くて、色んな人の為にも

絶対に守ってみせると、俺は心に誓った!!
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