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恋愛っていいことなの?

第14章 初めてを下さい


美琴side

私が目を覚ますとベットにいて、涼介が裸

で隣にいる。

そして、私も裸だった。

涼介にご飯を作って、テレビを見ながらお酒

を飲んでいたことは覚えているけど。

それ以降の記憶が一切ない(笑)

でも、身体が痛いからしたんだと思う。

正直に記憶がないって、涼介に言えないよ!

そっと何も言わずに家に帰るって訳にも

いかないし。

どうしたらいいのかと困っていると携帯電話

が鳴り出した。

画面を見ると、お母さんから電話だよ(><)

とりあえず、電話に出ると

「美琴、緊急事態 すぐに帰ってきなさい」

と一方的に言われて切られた。

はぁ、今度はどんな緊急事態なんだろう?

瓶の蓋が開かない?

電球が切れたの?

お父さんが熱を出したのかな?

お母さんの緊急事態は、ほとんど 緊急事態

じゃない。

お父さんがちょっと熱を出しただけで、

不治の病と言い出した時は、さすがの私も

引いて、呆れた(笑)

でも、行かないわけにはいかないので手帳を

破って、

「家が緊急事態らしいから帰るね」と書いて

涼介の枕元に書き置きを残した。

そして、着替えて涼介の家を後にして、自分

の家でお風呂と着替えを済まして、実家に

帰った。

実家の家に着いて「ただいま」と玄関から

入ると、お母さんが待ってましたと言う感じ

で出てきて

「この服に着替えて、応接室にきなさい」

と言って、リビングに戻った。

いつも行動が変だけど、いつにもなくワケ

わかんない(ToT)

とりあえず、言われた通りに着替えて応接室

に入ると見知らぬ人がいたので

「初めて、美琴です」と言うと、相手が笑い

ながら

「初めてじゃないよ、みこちゃん」

「久しぶりだよ、覚えてないかな?」

「昔はお正月に会ってたんだけどな(笑)」

「佳祐だよ」

「うーん けいくんって呼んでくれてたよ」

と言われて、やっと思い出した。

5つ年上の従兄弟のけいくんだ!!

遠くの高校に行ってから、会う機会がなかった

私の初恋の相手だ(*^^*)

でも、何で急にけいくんが家に来て、私が

呼び戻されるの ( ・◇・)?
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