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恋愛っていいことなの?

第13章 波乱の体育祭


美琴side

生徒をフラなければいけないというのは、

かなり精神的にきつい。

でも、私が彼を好きになる可能性がないなら

ば、生徒と教師という立場的に早めに振って

あげたほうが、彼の為と分かっていても心は

ついていかない。

清水君が相談室を出ていくと、涙が止まら

なくなってしまった。

美術部の顧問なのに、生徒たちのことを考え

る余裕がなくて、下校の時間になってること

にも気づかなかった。

それなのに涼介は、いっぱいいっぱいの私を

見て、励ましてくれるだけでなく、生徒たち

の対応もしてくれた。

おまけにハンカチを貸してくれて、落ち着く

まで、手を握ってくれて嬉しかった。

今日は、お礼にご飯作ってあげよう!!と

思っていると、涼介が帰ってきた。そして、

「よし、どこかで飲んで食べて騒ごう」と

言うが「いいよ、お礼に私が料理を作るよ」

と言うと

「じゃあ、ハンバーグが食べたい」と即答で

リクエストされてしまった(笑)

食材がないので、2人で買い物をして涼介の家

で料理を始めたが、作っている途中につまみ

食いはするし、エプロンのヒモをほどくし

涼介は料理が出来るのが楽しみなのか、

いたずらがしたいのか分からないが、ずっと

台所から離れなかった(笑)

それから、料理が完成して二人で食べながら

テレビ番組のクイズに参加して答えていた(笑)

楽しい雰囲気だけど、きちんと涼介にお礼が

したかったので、

「涼介、お礼はご飯以外に何がいい?」

と訊くと、「お前が欲しい」と言われた。

意味が分からないので、固まっていると

涼介は溜め息をつきながら、

「優輝だけ美琴の全部を知ってるのは、

悔しい」

「だから、美琴の全部を見せて」と優しく

言われて、やっと意味が分かり恥ずかしくて

顔が赤くなった (///∇///)

そして、涼介は「いいよね?」と捨てられた

犬のような目で見てきて、私はその目に負け

た(><)

抵抗しない私を見て、大丈夫と判断したのか

涼介は最初から深いキスをして、そのまま

寝室のベットに私を連れていった。
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