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恋愛っていいことなの?

第11章 新しい臨時教員?


美琴side

今日は緊急の朝礼があるらしい。

なんでなんだろと思って、同僚に訊くが

みんな分からないようだった。

そして、いつもは参加しない理事長さんが

朝礼に参加していた。

理事長さんはとても優しい方でいつも私に

声をかけてくださる。

そういえば、今朝お会いしたときにイケメン

の臨時教員が来ると言ってたことを思い出した。

そして、理事長さんが信じられないことを

言う。

瑛太と真帆が飲酒運転をして、解雇処分で

新たに臨時教員を採用したそうだ。

え?と頭がついていかない状態だったのに、

「じゃあ、臨時教員の方に入ってもらいま

しょう」とドアが開くと涼介がいた。

私は固まってしまった。

でも、涼介は固まった私を見て笑っていた。

それから、すぐに朝礼は終わってから理事長

さんに

「七瀬さん、理事長室に来てもらっても

いいかな」と言われ、理事長室に一緒に

向かった。

理事長室に入ると、涼介がそこにいた。

「えっと?」

「理事長さん、1つずつ訊いても大丈夫です

か?」と訊くと、笑顔で「いいですよ!」

と言われた。

「まず、瑛太と真帆の解雇処分についてです

が、いつ起こって、いつ決まったんです

か?」と訊くと、

「昨日、警察に捕まって理事会を緊急で

開いて、我が学校の名を汚したとして採択

されたんだ」

「そして、急だったのでどうしょうかと

思っていた時に、今朝 涼介くんと優輝くん

が、七瀬さんにストーカーをしていたうちの

警備員を辞めさせてくれと言いに来て、

いろいろ二人についても聞くと私の幼なじみ

の会社の社員だと分かって、幼なじみに頼ん

で臨時教員として派遣してもらうことにした

んだよ」と説明をしてくれた。

私は二人がいろいろ動いてくれていたことが

嬉しくて泣きそうになった。

すると、涼介が

「お前は、すぐに泣くな」と笑いながら

ハンカチを貸してくれた。
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