第12章 個人情報は何処からか流出する。
土方は先日手にした妖刀の呪いにより、数々の失態を犯した。
そして喫茶店にて自らが妖刀に侵されつつある事を、総悟に話したのだった。
土方「信頼は得難いが、壊れやすしってやつだ。明日にも伊東から切腹の申し渡しがきてもおかしかねーよ。…今のヘタレた俺じゃ呑みかねねぇ。お前も俺なんかといると伊東に目をつけられるぞ。」
総悟「このこと、葵咲姉ぇには?」
土方「・・・・言えるかよ。あいつをこんな事に巻き込むわけにはいかねぇ。」
総悟「でも土方さん、葵咲姉ぇのことだ。薄々何かを感じ取ってるとは思いますぜ。」
土方「そん時はお前が何とか誤魔化せ。俺ァ仕事だ…いくわ。」
総悟「・・・・・。土方さん。」
(中略)