第90章 女の勘は結構当たる。
一件落着…と思われた今回の一件。まだ一つ問題が残っていた。
屯所に帰った葵咲はぎょっとする。
葵咲「!? え?何?何で?何があったの?何が起きてんの。」
山崎「ああ、無視してて良いよ。」
隊士達が皆、エリザベスの着ぐるみを被って仕事していたのだ。唯一この状況の理由を知っているのは山崎だけ。だが山崎は葵咲に説明する気にもなれずに自分の仕事に就く。今回の会議の結果出た作戦は、“屯所内にも同じ安らぎはあるぜ”作戦だった。エリザベスの元に行かなくても屯所内でもエリザベスのようなゆるキャラと接する事が出来るとアピールしたいらしい。土方達の勘違いの事など知りえない葵咲は、ただただ呆れて言葉を失うのだった。
歌舞伎町を闊歩する銀時も、エリザベスの着ぐるみを着てパトロールする隊士達と遭遇。またもや蓮蓬の危機かと、一人ヒヤリとする銀時だった。
*おまけ
大江戸コソコソ話~!(鬼滅風)
ちなみに桂が何故あのお願い事を短冊に書いたのか。
本人曰く、“打倒真選組”はお願い事として書かなくても
自分自身の力で成し遂げられるから、だそうですよ。
北斗心軒の件は自分一人の力ではどうにもならないから
神様(?)の力を借りようと思ったそうです。
(ナレーション:花●夏樹)