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Free! 【短編集】

第12章 大切な記念日 【竜ヶ崎怜】





今日は大好きな彼氏、怜ちゃんの誕生日!
怜ちゃんの家で祝う予定だったんだけど……



ピピッ


「38.5度。完全に風邪ですね」

『ゴホゴホッ。ごめんね怜ちゃん。わざわざ来てもらっちゃって』

「大丈夫ですよ。誰も家に居ないのに、貴方を1人にする方が何か嫌です」

『でも、怜ちゃんの誕生日祝うって決めてたのに……』

「気にしないで下さい。僕はこうして貴方と一緒に居られるだけで十分です…///」


なんか今日の怜ちゃんおかしいな?
なんか甘い!甘いぞ!
怜ちゃんに何があったのだ!


でも、頭痛くて何も考えられない……


「風邪を引いた時には寝るのが1番です。キッチンをお借りして、お粥でも作ってくるのでそれまで寝てて下さい」

『うん、ありがとう……』


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