第8章 大切な君だから 【竜ヶ崎怜】
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渚「さぁ!ついに放課後だよ!」
怜「そうですね……」
渚「祐季ちゃんへの告白頑張って!それじゃ、健闘を祈る☆」
渚君、語尾に☆マークがついてます
楽しんでいるんですか⁉
まったく、人の気持ちをなんだと……
「あの……!ずっと好きでした!七海さんのこと……」
廊下に居た僕は告白の現場に居合わせてしまった
同じクラスの男子が彼女に告白していたのだ
怜「!」
僕はとっさに隠れてしまった
彼女はどう答えるのだろう
『ごめんなさい。私、好きな人がいるの…』
「そっか……、気にしないで!じゃあ、これからも友達としてよろしくね」
『うん!本当にごめんね』
彼女には好きな人がいるのか……?
告白する前に失恋決定なのか……
でも、自分の想いをちゃんと伝えなければ!