第20章 秘密の文通 【橘真琴】
《真琴はテスト中に人の顔見れるぐらい余裕があるんだね!》
ちょっと嫌味っぽくなっちゃったけど……
そんなこと言われたら期待しちゃうじゃん…
もしかしたら
真琴は私のことが好きなのかもって
だから、変に返してしまった……
《人の顔っていうか祐季の顔な?俺は祐季の顔しか見てないよw》
何なの!
その思わせぶりな態度!
人の気も知らないで………
《真琴ってば変なの》
私の顔しか見てないとか
期待しちゃうよ!本当に!
あぁ、テスト中なのに
私ってば絶対に顔赤いよ……
《確かに俺は変かもな。テスト中なのに、ずっと祐季のこと考えてる。祐季のことが頭から離れない。これって変だよな》
え………
ちょっ、ちょっと!
《好きだよ、祐季。もちろん1人の女性として》
突然すぎる………
テストが終わったあとに真琴を怒って
返事をしました
もちろん
こちらこそ、よろしくお願いします
って