第18章 1人の女として 【橘真琴】
言ってしまった…………
今までの関係が崩れる音がした
真「俺でいいの?本当に」
『真琴がいい、真琴だから渡したいの………』
チュッ
一瞬だけど唇に何かが重なった
それが真琴の唇であることに気づくのは、そう遅くなかった
真「俺、ずっと好きだったんだよ祐季のこと。ずっとずっと大好きだった」
『え?だっていつも私のこと子供扱いしてたから、てっきり恋愛対象に入ってないのかと……』
真「子供扱いでもしてないと、祐季への気持ちが溢れてしまいそうだったから。本当はずっと、祐季のこと1人の女として好きだった……」
『私も、真琴のこと1人の男として好きだったよ……』
私達の今までの関係は壊れた
これからは恋人としての関係が続く
真「絶対に祐季のこと離したりしない。祐季は俺の彼女だ」
真琴って結構、
束縛とか強かったりするんだよね
でもそういうところも好き