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【ハイキュー】エンノシタイモウトこぼれ話

第66章 【烏と狐といろいろの話 その7】


いい加減無駄に尺が長くなったのでそろそろまとめると、伊達工の笹谷の暴論そのままに北は戻ってくるなり状況を把握、及川と双子は北に一緒くたに怒られてそれぞれの陣営に戻され、烏野以下その他の連中もやっとこさ解散となった。

解散になるまでの間も美沙は義兄にしがみついたまま、義兄の力も離そうとはしなかった。

「縁下ー、美沙ちゃん、お疲れー。」
「呑気かっ、うちの場合はお前のせいだぞ、スガッ。」
「いやあ大地さん、そもそも俺が余計な情報流しちまったんでスガさんにはその辺で。」
「でも菅原がすっ飛ばなかったらこうならなかったと思う。」
「清水先輩、それ言っちゃいますか。」

「超ショックー、北君に滅茶苦茶怒られたあ。岩ちゃんにどつかれるよりキツいんだけどー。」
「自業自得だ、大馬鹿野郎。せいぜい反省しとくこった。」
「でもすっごい収穫、美沙ちゃんの写真めっちゃ増えてラッキー。」
「あの嫁と一緒にふっ飛ばしたい。」
「国見やめろ、美沙さんも被害者だって。」

「やー、やっぱり面白かったねえ、若利クン。」
「興味深い現象だったのは確かだ。エンノシタ美沙は常に俺の概念を超えてくる。」
「それで済むかこのヤロ、俺等一体何見せられたんだ。」
「瀬見さんはままコに褒められてたじゃないですかっ。」
「まさかエンジェルフィッシュ呼ばわりされた件じゃないだろな、工。」
「薬丸、いや、ままコ、は褒めたつもりですよ。」
「白布までフォローするとかマジかよ。」

「美沙さああああんっ、お元気でえええっ。」
「虎、うるさい。さっき龍之介達とも滅茶苦茶別れ惜しんでたじゃん。」
「言うな研磨っ、美沙さんとはあまりちゃんとお別れ出来なかったんだっ。」
「お兄さんがしっかりガードしてましたね。義理の妹でもあれだけ大事にできるとは知りませんでした。」
「球彦はさすが冷静だよなー。」
「リエーフ、褒めてくれなくていい。深く考えるのキツくてできるだけ好意的に考えたいだけだから。」
「球彦まで疲弊させやがって、あの地味リボン。」
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