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【ハイキュー】エンノシタイモウトこぼれ話

第58章 【王者の恩返し】 その5


「美沙、お前なあ。」

とうとう義兄のカが呆れて言った。

「どうすんだよ、これ。」

一部を除いて顔を赤くし照れてしまった白鳥沢勢、しかし当の義妹は

「え、なんで。」

いつも通り何も考えていなかった。

「ままコさんに言うだけ無駄でしょ。」

月島が呆れ、山口が横でクスクス笑う。

「美沙さんはそのへん素直ですもんね。」

言う谷地に清水がそうね、と頷(うなづ)く。

「美沙が白鳥沢のことメッチャ褒めてる。」
「翔陽もそう思うか。俺も次は負けねえ。」
「俺も同感だぜ、ノヤっさん。」
「影山も対向心丸出しの顔しない。」
「成田さん、俺別に。」
「やー、やっぱし美沙さんが来るとこうなんのが面白いっスね。」

シシシと笑いつつ木下がお伺いを立てると副主将はだなあ、と同意する。

「謎の引き寄せ体質が発動したら尚良し。」
「いや俺は縁下に同情するかな。全国区のチームに毎度あんだけ天然炸裂じゃあ身が。」
「お前は寧(むし)ろ美沙さんの度胸を見習え、このヒゲチョコ。」
「大地、それ度胸の定義が迷子って気がするんだけど。」
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