第24章 【パニック at the 文化祭】中編

だがしかしその終わるまでが非常に長い。そして妙な前兆が近づいていた。

「ついたーっ。さーて、美沙ちゃんとこのコスプレ喫茶はどこかなあ。」
「まずおめーはそのハート飛んでそうな物言いなんとかするとこから始めろ、殴りたくなるわ。」
「ちょっと岩ちゃん、他校に来てまで野蛮なのはよくないよ。」
「ほぅ、うぜえのは許されるのか聞きてえもんだ。」
「ままコがコスプレしてんのか。」
「何だ、京谷も気になるんだな。」
「ふざけんな。」
「及川さんから聞いた時も思ったけどあの縁下君がよく許したよなぁ。」
「花巻どう思う。」
「ままコのこった、貧乏くじ引いて仕方なくだろ。こっちゃ楽しみだけど。」
「くそ、あの嫁のせいで毎度毎度面倒過ぎる。」
「お、おい国見よせって。」

「ほー、盛り上がってんじゃねえか烏野の文化祭。」
「ああ。」
「二口は余計なトラブル起こさないでね、頼むわよ。」
「どーゆー意味だっ。」
「主将っ、何かコスプレ喫茶やってるクラスがあるみたいですっ。」
「黄金川君、声大きいよ。」
「ふーん、2クラス合同なんだ。」
「女川さん、気になるんですか。」
「うん、吹上は。」
「俺は特に。」
「どうする、二口。」
「何で俺に振るんだよ、オバ。」
「一応主将だし。」
「一応をきょーちょーすんじゃねぇっ。」
「で、主将いかがされますかっ。」
「だーもーうるせぇっ、行きゃいいんだろ行きゃっ。」

「ふーん、結構やるじゃんガッコちっさいのにサァ。」
「やめろ馬鹿天童、余計な事言うなっ。」
「まあうちと比べたら必然的にどこも規模は限られるでしょ。」
「白布もまんま事実言えって話じゃねえっ。」
「それよりあの電脳は何やってんでしょうっ。」
「会ったら喧嘩するのに意外と気にするよな。」
「違います川西さん俺別にっ。」
「大平、このコスプレ喫茶というのは何だ。」
「気になるのか、若利。」
「ああ。」
「どう思う、隼人。」
「説明するよか行った方が早くね。」
「そうするか。」