第2章 誕生日(HQ!!)
いつも通り、いや、いつもより多い女子生徒の集団がこぞって及川にプレゼントを受け取ってもらおうと必死だ。
当の本人は、にこやかに、女子生徒からプレゼントを受け取っている。
それを遠目で見ているのは彼と同じく男子バレー部の面々だ。
「あいっかわらず、スゲーな」
「いつもながらに・・・」
「そういえば・・・及川さんって彼女(恋人の意味)いませんでした?」
「いるぞ」
「!!」
全員(及川除く)の視線が岩泉に集まる。
「俺らの1年上の先輩、2年の連中は知ってるだろ?例の美術部の」
「あ~!去年、絵画コンクールでグランプリ取ったって言う!」
「あぁ、あの人!」
2年生達はわかったようだが、1年生達は知らないようだ。
「あぁ、1年はまだ見てねーか。先輩がグランプリ取ったっていう絵」
「確か、美術準備室に飾ってなかったっけ?」
「あぁ、確か」
「その絵と及川さんと、どーいう?」
「・・・・・その絵のモデル、及川なんだよ」
「!!」
1年生全員が驚く。
「まっ、見た方が早い。驚くぞ。スゲーから」
「・・・・・」
金田一と国見は目を見合わせる。