第7章 プレゼント
向かうのは学校から駅までの道にある
高校生のたまり場に最適な場所
ゲーセンにフードコート、雑貨屋に本屋
俺らの学校の奴はここによくたまる
1つの建物にこんなに高校生に嬉しいお店ばかり
女子はもちろん俺ら男子にもじゅうぶんいい
エスカレーターで4階のゲーセンへ
『さ、どれからしよか』
音ゲーが好きな俺
そして凛も同じく音ゲー好き
「んー、太鼓のやつからね」
『あー、一番得意なやつか』
「……、500円しかないな…
音ゲー5回かぁ」
『全部ゲームに使うのかよ、後で腹減った言っても知らねーからなぁ』
「大丈夫、大丈夫、これの次はあっちのゲームね」
無邪気に笑う凛
あ…、やっぱ俺こいつに惚れてんのか
「早くしよっー」
『ほんと音ゲーするの好きだなぁ』
たまにはこういう時間もありかもな