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片想いのちセフレのち彼女…?

第6章 変えたい関係



「翔…?」


『あ、えっと…』


「暗いし駅まで送ってほしいな…」

『う、うん』

もう夜7時になっていた

幸い私の家の人も翔の家の人も

仕事で遅いためまだ帰ってきていない

「気にしてるの?」

『そりゃ…』

「大丈夫だって

でもピルなかったら半殺しにしてたかもしれない」

わざとらしく言ってみる

『凛こわっ、目が本気…』

翔は苦笑いしながら私から一歩さがる

「じょーだんだってば!」

『冗談に聞こえなった』

「『ふっ…ははっ!』」

『遅くなっちゃったな、ごめん

送るよ』

「ありがと」

『行こうか』

「うん」

よかった、いつもの翔に戻った

私もいつも通り…

あれ…?

なんで…、なんかいつもよりすごく…

切ない気がした

そして帰り道、彼が繋いでくれた

手が更に私の切なさを大きくした


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