第45章 ・義妹の反抗 その3
余談であるが事の次第を若利と五色から聞いた男子バレー部の連中は多くが大変に喜んだ。
「文緒、よく頑張ったな。うう。」
「英太君、ホント若利君よりおにーちゃんしてるよね。いや下手したらとーちゃんかな、これ。」
「いやぁ、思ったより話が早く終わってホッとしたわ。」
「隼人、お疲れさん。俺もホッとした。」
「大平さんっ、ハンカチいりますかっ。」
「うん、大丈夫だよ工。文緒さんも良かった良かった。」
「飴、キャラメル、今回はどうするかな。」
「太一、また何考えてんだよ。」
「花粉症疑惑が浮上してるからこれくらいの楽しみはほしい。文緒さん普通に喜んでくれるし。」
「阿呆らしい。ソフトキャンディの類でもくれてやればいいだろ。」
「何だかんだ言って提案してくれる賢二郎はツンデレ疑惑。」
「蹴るぞ。」
次章に続く