幻影旅団の幼馴染み【HUNTER×HUNTERA】
第12章 ゾルディク家居候
私は今までつけていた仮面を外し食事をとる
一口食べた瞬間、毒が入っているのが分かった
きっとゾルディックではこれが普通なんだろう
ゼノさんも、シルバさんも、キキョウさんも、ミルキさんも、最年少のカルト君ですら顔色ひとつ変えずに食べている
私もそれにならってなんでもないように普通に食べる
毒は効かないから問題は無いしね
食べ始めてから五分ほど経ってカルト君が動揺を隠せずに、怪訝な表情で聞いてきた
「ねぇ、大丈夫なの?」
『…?毒の事?』
そう聞くとカルト君はコクンと頷いた
『あはは、大丈夫だよ 私、人より丈夫なんだ!
それに、毒くらい耐性つけておかないと何でも屋なんてやってけないよ!』
そうやって軽く答えたら急にナイフが飛んできた
……何十本も……
『うわぁ! 危なっ!』
そういいつつ全部避け、一本だけ取って、飛んできた方向に投げ返した
「まぁ!素晴らしい身のこなしですわ」
どうやらナイフを投げたのはキキョウさんのようだ
キキョウさんの後ろには一本ナイフが刺さっている
おそらく見定められたのだろう
試しにどうでした?と聞いてみた
「合格ですわ 何でも屋ルシファというのは本当のようですね
それに女性!しかも可愛いらしい!フレアさん!ゾルディック家に嫁ぎにきてください!!!」
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『…………………………………ハァッ????!!!!』