第10章 ハンター試験　その後

説明会中

ーーﾊﾞﾀﾝーー

『…ゴン……』

ゴンは説明会場に入って来てすぐイルミのもとへ行った

「キルアにあやまれ」

「あやまる…？何を？」

「そんなこともわからないの？」

「うん」

「お前に兄貴の資格なんてないよ」

「…？兄弟に資格がいるのかな？」

(ﾊｱ……いつまで続くねかなぁ。講習とっとと終わらせて欲しいのに…
ヤバい…眠くなってきた)

後ろの方の席でボーッとゴン&イルミの言い争いを聞いていた私は最初こそ我慢していたが、だんだん目が虚ろになってきていた。
そうこうしているうちに講習は終わり私はなんとか意識をもったまま最後まで聞くことができた

(ゴンの所行こう……)

「ギタラクル、キルアの行った場所教えてもらう
キルアはオレの友達だ！！！絶対連れ戻す！！！」

「……後ろの3人も同じかい？」

「「当然！！」」

クラピカとレオリオは行く気満々だ

『ごめんだけど私はパス』

「「「フレア！？」」」

三人は驚いたようで皆一斉に私の方を見た

「何で？フレアも一緒に行こうよ！！」

『私は仕事が溜まっているからそれを片付けてから追いかけるよ』

そう言うとゴン達は納得したように頷いた

「ふーん。まぁいっか。教えたところでどうせたどり着けないし…
キルは自宅に戻ってるはずだ…ククルーマウンテン。
ここに俺達一族の棲み家かある」