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舞い降りた天女【イケメン戦国】

第5章 天女伝説?


「ほう……お前が天女とやらか?」

「いや、違いますって」

「違うのか?」

「……普通の人間ですよ」

「ふーん」


この人はどちら様でしょうか?

切れ長の瞳が私をジロジロと見つめてくるんだけど。

それにしても何て言うか……
薄ら笑みを浮かべているのに瞳は笑っていない。
まるで敵か味方か見定めているみたいじゃない?


「それにしても」

「はい?」

「この着物は珍しいな」

「え?!ちょっ!!」


ピラッて私のスカートをめくったんですけど?!
やめて!!
パンツが見えるじゃないのよ



「何するんですか!!」

「珍しいと思って触れただけだが?」

「触れたじゃなくて捲ったでしょ!!」


悪びれた風もなく、しれっとしている態度がなんだかムカつくんですけど。


「まあ、そうとも言うんだろうが……」

「な?!」


か、かお!!
顔近いよっ


「もっと色香がなければそれ以上の事はない」

「っ……」


み、耳もとで囁かれた……
(生まれて初めてなんだけど)

背中が……ううん
体中が鳥肌が立ったみたいにぞわぞわとしてる。

でも、イヤな感じじゃなくて……なんて言うのかな?
お腹の奥がキュッとなるような、火照るような。


初めて味わう感覚に頭が麻痺しそう。


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