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藤堂家の事情【R18】

第2章 暗黙のルール


「おい、要~?」

庵がキッチンへ入ってくる

「ああ、ここだ」

「げっ!まだやってたのかよ・・・って、樹里奈・・・お前・・・」

ぐったりとして汚されきってる樹里奈を見て愕然とする

「要、お前・・・鬼畜すぎんだろ・・・」

「こいつの躰すげぇよ・・・犯しても犯しても悦んでやがる」

くくくっと要は笑う

「お前・・・タガがはずれるとホントこぇよ・・・」

「まだ壊れてねぇから遊んでやれよ」

「馬鹿っ!お前ご主人様に殺されるぞっ・・・樹里奈、おい、樹里奈?」

「ん・・・ぁ・・・」

「大丈夫か?」

「んん・・・ん・・・」

「返事しろよっ」

要がぎゅっと乳首を摘み上げる

「はぁぁんっ・・・イク・・・っ」

「くはっ・・・淫乱な躰」

一瞬意識を取り戻すが、またくたりと脱力する

「樹里奈・・っ、要ももうやめろって・・・」

「俺仕込みあるからもう行くわ」

「お、おい・・・樹里奈どうすんだ?!」

「あ?お前なんとかしとけ」

「はぁ?!」

「俺が風呂入れてやったらまた夜まで犯しそうだからな・・・それじゃあ樹里奈が可愛そうだ・・・」

「要・・・」

「わりぃ・・・頭、冷やしてくる・・・」

要は少し辛そうにして小部屋を出て行く

「ったく・・・貸だからな」

「ああ、わりぃ」

庵は樹里奈の躰を優しく拭きとると、抱き上げ自分の部屋の浴室へと連れて行き綺麗にしてやる

「ん・・・ぁ、・・・庵・・・くん?」

「気が付いたか?」

「ん・・・・要・・・くんは?」

「仕込みしてる・・・」

「そっか・・・」

「わりぃな・・・」

「なんで庵くんが謝るの?」

「兄弟だからな・・・要の奴、タガが外れると昔から手がつけられなくて・・・だから無理させた・・・悪かった・・」

「うんん、大丈夫・・・」

「要も反省してた・・・」

「ん・・・・」

「要は誰にも心を開かねぇからさ・・・樹里奈には今までとは違う・・と思ってたんだけどな・・・」

庵は樹里奈の頬を優しく撫でる

樹里奈はその手を自分の手で包む

「庵くん、大丈夫?」

「・・・・樹里奈の方が今は辛いだろ?」

「私は・・・こうして庵くんがいてくれるから平気・・」

「樹里奈・・・」


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