第17章 僕は辛いですか
前回私たちはリールガンで無理やり抜け出し、
ラッキーなことにバレずに帰れた
だがしかし騒動の影響は大きく
しばらくの間撮影自体が休止することになった
…
雪「……あれからもう3週間か」
そして騒動後、
びっしりのスケジュールは一ヶ月丸々真っ白になった
監督がキャストにマネージャー……
とにかく
関わりがある人皆休めるように上に説得したらしい
まあ確かに精神的に非常に辛かったのは事実で
実森さんは私達が記憶を消したことにより
精神病等疑われ、
それでいて恐怖感は残っていて
だいぶ謎の感覚にまいってるらしい
雪「……悪いことしたけど最悪の自体は防げた
そう思うしかないよね……でも」
そして羽場さんは騒動の翌日から
連絡がつかなくなってしまったと聞いた
黒の組織が何かしているなら
探るべきだけれどそれがニュースされてからすぐに
この前
羽場さんとちゃっかり連絡先を交換していた私に
すぐ連絡がはいった。
無事だから心配しないで欲しいとのこと
何をしているかは分からないけど
本人がいうならそうだろう
その事は隠して欲しいみたいだし
他に余っ程の事があったんだろう
雪「……まだ羽場さんについてニュースやってんだなぁ」
勿論それを知らない局らは全力で
探すしニュースも内容殆ど羽場さんだ
欠伸をしながら見ていると
十「あ、まだでてる」
雪「?十四松」
暇そうな十四松がこちらに来た
雪「仕方がないよ今どきの有名人だし」
十「巻き込まれたのかな……」
少し十四松の顔が俯いた
騒動後に
帰ってきてから一松、十四松、トド松に
起きたことを話した時の顔に似てる
絶句、大慌て、大泣き
三拍子で3人で慰めるのが大変だった
一「触れる……」
雪「だから私死んでないって」
十「けけけががが」
お「慌てすぎだろ」
ト「うわあああ怖かったあああ!!!」
カ「oh...brother……しっかりしてくれ……」
すっごく大変だった、うん
十「でも一ヶ月休みだもんね!
ねぇ雪ちゃん暇だよね?」
雪「なんで?」
十「だって雪ちゃん昨日も一昨日も外出てない」
雪「ヴッ」
確かにそうだ、
これって引きこもりじゃんか
……これはマズイ
雪「わ、わかった!!
遊ぼう遊ぼう!!!」
十「わーいっ!」