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【R18】ゆめものがたり

第1章 ▷文化祭…HQ*二口堅治






「バカ!!おい!!!誰かあのクソ堅治とめろ!!青根!!青根!!あいつ!!」

ん!!!!!!!

と二口くんの胸ぐらを掴み仕事をしろと無言で指を指す青根くん。



相変わらず教室は賑わっていた



この雰囲気にこの格好で入っていくのちょっと…



教室の後ろのドアでどうしようとオロオロしていると、メイド服に着替え終わった女子たちがぞろぞろとやってきた


「あかりちゃんやばい!!可愛い!!」

「あかりめっちゃ似合ってるじゃん…え…女子のあたしからみてもヤバイ…勃つ…」

「お前勃つもんついてないだろって!」



クラスの女子たちが私の周りに集まりワイワイと騒ぎ出す

教室のドア付近に着替えが終わった女子たちがいることに気づいた男子たちは


「うおおおおおおメイド服!!!!!」

「ああぁああぁああ俺もいらっしゃいませされたいぜ!!!」


などと、それぞれに騒ぎ出す



すると男子のうちのひとりが私の格好に気付いてしまった…


「え………?! 佐藤さん着ぐるみじゃなかったの…?!」

「まってまってエロいっしょ」

「これは勃つは…」

「男子きもい」

「群がるな、散れ」




またガヤガヤ騒ぎ出すみんなに合わせて私も微笑む


二口くん…どこかな…

コレ見たらなんていうかな…


少しキョロキョロと二口くんの姿を探す




バサッッ



「?!??!」


視界が布のようなものでシャットアウトされる




視界を奪われたまま右腕をすごい力で引っ張られる




「あ、おい!!堅治!!」

「ちょ、あかりちゃんどこ連れてくの!」





クラスのみんなが呼び止める声がだんだん遠のく





私の腕を引っ張る人が二口くんだということがわかった
けど、腕をつかむ力がすごくて、怒ってるのかな…


似合わなかったかな…


不安でいっぱいになってしまい泣きそうになるけど、唇を噛み締めてグッと涙をこらえる





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