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姫と男士(ブラック製)
第2章 『審神者』
私の家、漣は仲がいいのは表向きだけ。
母は家に帰って来ないから顔を覚えてない。
もしかしたら死んでるのかもしれないけど悲しくもなんともない。
姿も顔も知らないんだから…
父は私を溺愛したが、欲しいのは紫雨だったんだと思う。
『能力最大の天才』
そんな言われ方をした。
✁ ✃ ✁ ✃ ✁ ✃ ✁ ✃
そして、今その『母』の尻拭いをしろと言われているわけだ。
この黒服に
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