第1章 *Candy*
「和くんもうちょっと一緒にいたいな…」
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和「俺も、帰りたくねぇな」
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抱きよせられて
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あたしの髪の毛を指先ですくって
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耳元にチュッて小さいキスを落とした
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でもここは玄関で
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もう靴も履いてて…
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部屋に戻る気配はない
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じゃあ、明日ねって和くんが出ていった
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玄関で座りこんだ
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あ~あ
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なににも流されない男カッコいいよ?
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カッコいいけど
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あたしは淋しい
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次の日になって
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どうゆう訳かみゆなちゃんの「二宮さん♪」って可愛い声は聞こえてこなくて
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何日経ってもあの猛アピールを見かける事はなくなった
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真「あの子最近大人しいね」
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真緒も気づいたみたいで
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久し振りにきた会社の食堂で真緒と喋ってたら
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近くに今噂をしてたみゆなちゃんが
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社内の仲のいい女の子と座った
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