第1章 *Candy*
片手で背中をトントンと撫でて
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反対の手は顔の横で…
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和くんがキッチンの壁にもたれたら
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唇が優しく重なった
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あたし幸せだな
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嫌なあたしでも和くんは好きと言ってくれる
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何度も離れてはくっつく唇は
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あたしが離したくないのか
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和くんが離したくないのか…
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2人の息があがる
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目を開けると和くんがあたしを見てた
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もう一度ギュッとされたら
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和「パスタのソース…どうする?」
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それ…今聞くの?
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喋らないまま冷蔵庫を開けて見たけど当然何もなくて
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買い置きのミートソースがあったのを思い出す
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繋いだ手を離して棚から出すと
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ふふ(笑)って笑って
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和くんくんが受け取った
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