第2章 Valentine Candy
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あたし、和くんにこれしか用意してないんだよ…
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いらないって言われたわけじゃないのに
凄く落ちこむ
「残業大変だった?」
話題を変えようとわざと明るく言う
和「いや、翔ちゃんも手伝ってくれたしね
ちょっと手伝って後、下の奴に任せてきた」
「そうなんだ(笑)お疲れ様…お風呂に入る?」
和「ん~どうしよっかなぁ~」
「…」
和「ねぇ、なんでそっちにいるの?」
「え…?いや…あ」
和「こっち来てよ早く♪」
和くんの方まで行くと
コタツの上にチョコの入った紙袋
「…」
無言のまま隣に座ると
ギュウっと抱きしめられた
和「ちゃん今日は何でそんな可愛いカッコしてんの?」
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