第2章 Valentine Candy
和くんがチョコを貰うかも
なんて最初から分かってた事で
でも頭では分かっていても
実際に見てしまうと心が痛い
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終業時間になって
今日中に仕上げる書類に不備が見つかったって
和「残業になっちゃったから先に帰ってて」
喫煙所前の廊下で喋ってたら
*「あの、二宮さんちょっといいですか?」
階の違う部署の女の子が近くまで来て和くんを呼ぶ
和「あ~いいよ、じゃちゃん後でね!」
「…」
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目の前で呼び出されてった和くんに背を向けて
エレベーターに向かって歩いてたけど
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少し振り返った時に見てしまった
可愛いくラッピングされた箱を受けとって
照れたように笑う顔…
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