第1章 *Candy*
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あたし次降りるんだけど…
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「あたし次降りるけど二宮くんは?」
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和「ん?まだ…家まで送る?」
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「(笑)家まで大通り歩くから大丈夫だよ、ありがと」
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すっかり敬語がどこかに行ってしまった二宮くんに
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バイバイってして家に帰った
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この時は気づかなかった
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二宮くんの気持ちも…
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直輝の事も…
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自分の気持ちも…
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人をスキになるって突然なんだね
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今までのあたしどうだったのかな?
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その日も朝から
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課長に頼まれたコピーをしてたんだけど
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今日は調子が悪いのか何度も紙が詰まる
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「もぉちゃんと動いてよ~」
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文句を言いながら
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何度も詰まる用紙を取ってた
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