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冬の空、君の影。
第2章 序章
―僕は、冬が嫌いだ。―
僕の名前は一条冬真。
名前に冬が入っている。
みんなは一様にどうして冬が嫌いなのかと聞く。
別に、今までは好きだった。
そう、あの日が来るまでは…。
あの日から変わってしまった。
大好きだった冬が訪れるたびに苦しくなって、
雪が降るたびに涙がこぼれる。
あれ以来、僕は変わってしまったんだ。
冬の精と出会って、
そして…
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