My important place【D.Gray-man】
第32章 幾恋心
だからこそ、それ以上リナリーを否定することはできなくて。
「…じゃあ、神田には画像送らないでよ。ばら撒くのも禁止」
渋々そう口にすれば、ぱっとリナリーの顔が輝いた。
「うんっ」
キラキラと眩い程に綺麗な笑顔で頷くリナリーは、本当に嬉しそうなものだった。
こんなに嬉しそうに笑うなら、もう削除は頼めないなぁ…。
まぁでもこれで神田には見せなくて済みそうだし…安心、かな。
「後でちゃんとミニアルバムにして、雪にあげるから」
「…えっと」
それは…その……うん。
自分の写真集とか恥ずかしいから、遠慮しておきます。