第15章 VadroM World
「はいっ!! たくさん食べてね!!」
アンナはパンやスープ、ステーキにサラダ
と、バランスのいい食事達を楽しそうに並べた。
『で・・・でも・・・』
さっきから、短剣のおかげで、
いろんなお店でただ買いをしている琴乃は
さすがに罪悪感が我慢できないほどに達していた。
「いいのよ!! 気にしなくて!!
お金なんて払えるときでいいわよ!!
まだ旅にも出てないんだし、
初日で疲れてるでしょ!!
遠慮しないでちょうだい!!」
そう言って笑った。
『・・・ありがとうございます
じゃあ・・・ 』
琴乃はスプーンを手にした。
『いただきます!!!!』
そしてスープを口にした。