第40章 TwO PeoplE WorlD
キョウヤの顔は
驚くほどイジワルなドヤ顔をしていた。
『あれ・・・?』
琴乃は
想像していたものとは違うキョウヤの顔に
思わず口から驚きの声を漏らした。
「あー、あれか。
俺のこと、
この世界に慣れてるなー強いなー何でかなー
とか思ってたのか?おぉ?」
「はぁ!?慣れてるとは思ったけど、
強いとかは思ってないし。
妄想もたいがいにしなよ。」
二人はまた見えない火花を散らし始めた。
(・・・実はさっきリュウトくんが
強いって言ってたのは黙っておこう・・・)
そう思いながら琴乃は二人を眺めた。