第39章 SandwicH WorlD
ガチャ
琴乃とキョウヤはドアの方を見た。
「キョウヤくん・・・!!
目が覚めたのですね!!」
ドアの前にいたのはアルデークだった。
アルデークは少し駆け足気味で近づき、
「大事に至っていなくてよかったです」
そう言って安心したように笑った。
「すまねー、牧師・・・
助かった。恩に着るぜ。」
キョウヤは軽く頭を下げた。
「いえいえ。
無事ならそれで良いのですよ。」
アルデークはキョウヤの肩に
手を置きながら言った。
琴乃はキョウヤの包帯換えと、
身支度のため、アルデークを残し部屋を出て、
自分も身支度をするために地下の部屋に向かった。