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FloW WorlD
第33章 LapiS LazulI WorlD
琴乃は<キョウヤ>の顔を見ながら
立ち尽くした。
「そいつのこと、知ってるの?」
リュウトは後から琴乃に話しかけた。
『・・・この世界に初めて来たときに
助けてくれた人。』
「ふぅ~ん・・・でも
名前は教えてもらえなかったんだ」
リュウトは少しだけ黒い笑みを浮かべた。
『うん。』
琴乃は若干悲しそうな笑顔をした。
「・・・そいつらしい」
リュウトはぽつりと呟いた。
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