• テキストサイズ

FloW WorlD

第33章 LapiS LazulI WorlD




「あいつが!?」



リュウトは目を丸くして声を上げた。



「リュっ・・・リュウトくん・・・!!

ケガ人が居るのですから

落ち着いてください・・・!!」



アルデークはリュウトに

焦りながらも小声で注意した。



「あっ・・・あぁ、ごめんなさい」



リュウトは少し小さくなった気がした。



『あの・・・<彼>って・・・?』



琴乃は立ちすくみから解放され、

まだ脅えた様子の小さな歩幅で

二人に近づいた。

リュウトが琴乃に向かって言った。



「<キョウヤ>ってヤツだよ。」



なぜか少し顔を歪めていた。



『<キョウヤ>さん・・・?』



琴乃は首をかしげた。



「あれ!?」



アルデークは突然声を上げた。



「琴乃さん、

<彼>の名前、聞いていなかったのですか!?」



『??』



「以前一緒にここに来た<彼>ですよ!!」



『あ・・・!!』



琴乃は<キョウヤ><彼>が

<ヒーロー>さんだということを理解した。



/ 309ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp