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FloW WorlD
第30章 WanT to KnoW WorlD
息を荒げて固まっている琴乃を
アンナとリュウトは、
しばらく沈黙したまま眺めていた。
「あ!!」
アンナは声を出した。
急に声を出されて驚いたリュウトは
ビクッと肩を上げた後、
眉を下げた。
「どうしたの~
アンナさ~ん?」
リュウトは首だけアンナの方を向いた。
「これ、すごいわね!!
琴乃ちゃんが書いたのね。
よく調べられてるわ~」
「う~ん? どれどれ?」
『うわぁ!!』
リュウトは近すぎて見えないメモを
琴乃から取り上げた。
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