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FloW WorlD

第25章 NameS WorlD 3





「ん・・・」



琴乃は目を開けた。



手にはまだ

もう一人の自分の手を握っていた感触が

残っていた。



ふと、その手を見ると人の手ではなく、

小さな美しい短剣が手の中にあった。




『そうだ。私・・・』




琴乃は小さくつぶやいた。




「はぁ~・・・

やっと起きたね~。」




リュウトは怒りを滲ませた顔で

琴乃の顔を覗き込んだ。




『お・・・

おそようございます・・・?』




琴乃はリュウトに

苦笑いしか出来なかった。

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