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FloW WorlD

第23章 NameS WorlD





恐る恐る、ゆっくりと振り返り

少女が走っていった方を見た。





「あらあら。琴乃!!

そんなに走ったら転んでしまうわよ?」




少女の背中の奥に

そう言って

口角を上げている女の人がいたが、




『やっぱり顔は見えないんだ・・・』




ここがさっき寝てしまった

自分の見ている夢だということは分かっていた。


きっと母なんだろう。


でも、

顔が見えないから喜べはしなかった。

しかも夢。だ。
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