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FloW WorlD

第22章 DaggeR WorlD




琴乃は寝返りを打って

俯せになった。



右の方にある、

ベッドと同じくらいの高さの棚の上に

自分の荷物が綺麗に置いてあった。



(山吹くんが置いてくれたのかな?)



そんなことを思いながら、

体はそのままで、

短剣に向かって必死に手を伸ばした。



きっと、<近くに置いておく>

だけでいいのだろうが、

何故か触れたかった。

手にしておきたくなった。



『ん~・・・もうちょっと・・・』



そう言い、

鞘に手をかけた。
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