• テキストサイズ

【DEATH NOTE】甘いもの以外に好きなもの

第11章 眠り王子の目覚め


双葉くんはステーションへ戻り、私はそのままLの病室に残る。


「っ…」


「竜崎?」


わずかに指がピクリと動いた気がする。


「…おはようございます」


人の気も知らずに呑気に挨拶。


「今はお昼だよ」


「ではこんにちは」


「そうじゃなくて…。

とりあえず手を握ってみてくれる?」


確認をしないと。


Lの右手に自分の手を持って行く。


するとギュッと握り返してくれる。


「はい、離して」


「離さなきゃダメですか?」


「ダメ」


「はい…」


渋々手を離すL。


「問題なし、完全に意識戻ったね」


「じゃあ退院させてください」


「今すぐには無理だよ」


「出来るだけ早くお願いします」


「分かってるよ。

じゃあ私行くね?」


「はい、また来てくれますよね?」


「うん、また来る」
/ 130ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp