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平和な1日。

第29章 颯希の生い立ち、そして真実。



『うぜぇんだよ!!!』

ドンッ

ついに蹴られてしまった。
八つ当たりなのか。

仕事着のまま彼は一方的に暴力を振るってきた。

もうダメだ。
彼に何かを望むのは間違ってる。

早くここから逃げて、せめて。
せめてこの子だけでも安全なとこへ────

『....っごめんなさい...』

逃げたい。

彼から開放されたい。
こんなところ、居ても楽しくなんかない。

フラフラしながら私は自分の部屋へ入った。
彼とは部屋が別々なのだけは救いだ。

プルルルルルッ

携帯が鳴った。

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