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平和な1日。
第23章 特殊能力7
何とか出ようと試みた。
でも扉は頑丈だし、鍵もかかってる。
なんの知識もない私じゃどうする事もできない。
「....助けて...」
カラカラに乾いた声が部屋に響く。
あのボス、どうして漣音さん達を執拗に追うのかな?
警察にだって、目を付けられてるはずなのに。
天才、だから?
悪巧みに利用しよっていうの?
「....、」
ダメだ。
何かを考える気力が私にはない。
大人しく助けを待とう。
漣音さん達ならきっと助けに来てくれるはずだから。
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