• テキストサイズ

平和な1日。

第23章 特殊能力7



「私の名前、小鳥遊侑莉。」

彼女はそう名乗り、出入り口まで歩く。

「貴方は羨ましい。助けに来てくれる人が、居るから」

キィー バタン

彼女は悲しそうだった。
きっと逃げたかったはずなのに。

抑揚のない声、無感情になるまでここに縛られてたんだ。

だから、攻撃もしないし殺さない。

「...」

重い扉を開いて。

今すぐここを飛び出したい。


でも、私は人質なんだ。
出ることは許さない...
/ 392ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp