第22章 特殊能力6
「勿体ないよ!!可愛いのに...、人生は楽しんだもん勝ち!ね?」
「....ふふ、ありがとう。そうだね」
瑠都くんの必死さに、申し訳ないが可笑しくて笑ってしまった。
「な、なんで笑うのさ...」
恥ずかしそうに頬を赤らめる瑠都くん。
「秘密!」
好きになる人なんて、これから先現れるのかな。
いるのだとしたら、どんな人なのだろう。
瑠都くんの言葉にじんわりと考えさせられるものがあった。
それは心の奥に染み渡るもので。
4人の顔が順に浮かぶ。
その理由を、知るのはまだまだ先になりそう。